モンスターペイシェントという言葉がもてはやされている背景には、それだけ多くの人の関心が寄せられていることをあらわしています。モンスターペイシェントとは、いわゆるクレームを頻繁に出すなどの対応に苦慮する人のことであり、特に医師や看護師などの医療従事者にとって、頭を悩ます問題になっています。

昨今においては、高齢化社会の進行に伴い、医療介護現場の忙しさは半端なものではなく、想像を超えています。そんな中において、通常の患者の対応だけでも大変なのに、モンスターペイシェントがいることにより、それがさまざまな危機的状況を引き起こす原因にもなっています。世間で話題に挙がるほどに問題となっているのは、由々しき自体です。しかし、実際にこうした苦悩をいくらメディアなどで訴えても伝わらない人には伝わりません。医師や看護師がモンスターペイシェントによる混乱を解消するためには、医療環境を守る対応策をきちんと把握しておくことが大事になってきます。

ややもすれば、消費者保護という言葉が大きくクローズアップされている中において、間違った理解をしている人が増えているという声もあがってきています。医療介護現場の場合は、患者が顧客というふうにとらえられる傾向にあります。しかしながら、医師による治療や投薬、処方などをしてもらうことによって、最後に窓口で医療費を支払いますが、その多くは公的な医療費が使われているのです。まして、高齢者になれば、その割合は大きくなるといえます。

医療機関を受診することによって、多くの公的なお金が動くことを念頭に置くべきといえるでしょう。治療を受ける側は、国のお金で治療をしてもらい、医師や看護師に面倒をみてもらっている、という相手への感謝の気持ちを忘れてはなりません。